2026年10月24日

中古住宅を買って、性能を上げて住む

  • リフォーム

中古住宅も「性能」で減税が変わる時代になりました

素の家リノベ『屋代の家』の外観
素の家リノベ『屋代の家』のキッチン

今日は中古住宅の購入を考えている方に、知っておいて頂きたいお話です。

10月2日のブログでもお伝えしましたが、最近は中古住宅を購入してのリノベーションや、ご実家のリノベーションのお問合せが増えてきています。

ご相談の中でよく伺うのは、冬の寒さ、2階の夏の暑さ、そして今の家の耐震性への不安です。

そんな中で、今年から住宅ローン減税の中古住宅の扱いが大きく変わりました。

省エネ性能の高い中古住宅は、控除が13年になりました

素の家リノベ『紡ぐ家』のリノベーション前後の間取り

令和8年度の税制改正で、住宅ローン減税は2030年12月31日までに入居する分まで5年延長されました。

その中で、省エネ性能の高い中古住宅は借入限度額が引き上げられ、控除期間も10年から13年に延びています。

2026年以降に入居する場合の中古住宅の枠は、次の様になっています。

中古住宅の区分借入限度額控除期間
長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅3,500万円(子育て世帯等は4,500万円)13年
省エネ基準適合住宅2,000万円(子育て世帯等は3,000万円)13年
その他の住宅2,000万円10年

子育て世帯等というのは、19歳未満のお子様がいる世帯か、ご夫婦のどちらかが40歳未満の世帯の事です。

昨年までは、省エネ性能の高い中古住宅でも借入限度額は3,000万円、控除期間は10年でした。

中古住宅でも、省エネ性能があれば新築に近い扱いを受けられる様になったという事です。

国が「今ある家の性能を上げて、長く使い続ける」方向に舵を切っているのだと、私は受け止めています。

五月が丘のモデルハウスも、築40年近い中古住宅でした

性能向上リノベーションモデルハウス『この素敵な五月に』の外観(佐伯区五月が丘)

私たちの会社の性能向上リノベーションモデルハウス『この素敵な五月に』は、佐伯区五月が丘団地の中にある、築40年近い中古住宅を直したお家です。

以前住まわれていた方は、夏は暑く冬は寒いお家に悩まれていたそうです。

壁の中に高性能グラスウールを入れ、その外側にEPSという断熱材を張る付加断熱にして、窓はすべて樹脂製のトリプルガラスのサッシに替えました。

玄関は廿日市市のユダ木工さんの断熱ドアです。

断熱性能を表すUA値は0.31になり、耐震の目安になる上部構造評点も0.63から1.50まで上げる事ができました。

UA値は、数字が小さいほど家の熱が逃げにくいという意味です。

このお家は昭和56年以降の新耐震基準で建てられていて、形にクセが少なかったので、耐震と断熱の改修がしやすい建物でした。

中古住宅を選ぶ時は、間取りや立地と一緒に、建てられた時期や建物の形も見て頂けたらと思います。

買う前に確かめておきたい事

日本家屋の性能向上リノベーション、解体工事中の室内

正直にお伝えすると、減税の事は少しややこしいです。

購入した後に工事で性能を上げた場合、表のどの区分で扱われるのかは、入居の時期や性能の証明の取り方によって確認が必要になります。

ローンを組む前に、金融機関や税務署、税理士さんに一度確かめて頂くのが安心です。

また、古いお家は解体してみると、図面と実際の造りが合わない事もあります。

私たちも過去の現場で頭を悩ませた事があり、工事が始まってから計画を見直す事もあるという点は、知っておいて頂きたいと思います。

物件を決める前の段階でご相談頂ければ、建物の状態を一緒に確かめながら計画を考える事ができます。

中古住宅の購入やご実家のリノベーションで迷われている方は、ぜひお問合せ下さい。

これからも、お問合せのひとつひとつに丁寧にお応えしていきたいと思います。

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