ドイツの建物はローテク建築に向かっている

今日は瀬戸内良質住宅研究会レモンの家の会の勉強会でした。
イケダコーポレーションさんに来て頂き木質断熱材のシュタイコについて勉強しました。
ナフサショックの影響で石油由来の断熱材の価格高騰や品薄状態が現在も続いています。
今後もホルムズ海峡の状況によっては価格や納期の問題が継続する可能性もあり、今後の建材の採用に関して方向性を変えていく事も検討しなくてはいけない可能性があります。
今回勉強した木質断熱材のシュタイコはドイツのシュタイコ社が製造しているトウヒと言う木材から作られるエコロジーな断熱材になります。
CO2を固定する事で環境にも優しく、蓄熱性能があるので暑い時期の建物の温度変化のピークをずらす事ができる建材になります。
日本は森林資源が多いので、間伐材などの活用方法のひとつとして以前は国産の木製断熱材もありました。
しかし採算が合わず、国内での製造は現在は中止されています。
レモンの家の会でも国産の木質断熱材を復活する為に、会員企業で使用量を増やす事ができないか模索している状況ですが、なかなか道のりは厳しい部分があります。
であればシュタイコを沢山使用する事でコストを下げる事ができないかと採用する棟数を確保する動きをしています。
まだコストや保管場所など課題が多くあるのでこれから少しづつでも採用量を増やしていこうと言う話になりました。
今回お聞きしたお話の中で、シュタイコ社があるドイツでは現在、ローテク建築と言う流れがあるそうです。
日本は現在、UA値や一次エネルギーなど省エネ性能を数値化してお客様に省エネ性能の高い建物をご提案する事が当たり前になっています。
ですがアクティブな機械や石油由来の建材を沢山使う建物が増えている現状があります。
ドイツでは省エネ性能は当たり前ですが、もう一歩先の省CO2な建物、建材で建築する建物に補助金などのが出ると言う事でした。
断熱性能だけでない、どれだけCO2の排出が少ないか、固定できるかが建物の指標になっていると言うお話しでした。
そうなると木製断熱材の様なCO2を固定し、製造コストでも排出量が少ない建材を沢山使う建物の方が建築としては優遇されます。
機械に頼らないローテクで、単純に環境性能の良い建物の方が評価が高いと言う事でした。
これをローテク建築という風に呼んでいるそうです。
私たちも木造の建物を作る工務店として、環境にやさしい木を沢山使った建物を作る事が今後の使命になってきます。
色々な壁がありますが少しでも未来に残る建物を作っていく為に、今後もできる取組みを考えていきたいと思います。
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