来年度の新築の補助金は、どうなりそうか


今日で10月も終わり、今年も残り2か月になりました。
この時期になると、新築の補助金の事をよく考えます。
今年の「みらいエコ住宅2026事業」のホームページを見ると、10月30日の時点で、GX志向型住宅の予算は69%まで使われていました。
受付は12月31日までですが、予算の上限に達した時点で終わります。
長期優良住宅とZEH水準住宅の枠は42%で、こちらは注文住宅のZEH水準住宅だけ、9月30日で受付が終わっています。
広島市は省エネの地域区分で6地域にあたるので、今年の補助額はGX志向型住宅で110万円、長期優良住宅で75万円、ZEH水準住宅で35万円です。
長期優良住宅とZEH水準住宅は、子育て世帯か若者夫婦世帯が対象です。
今年の事業は、2025年11月28日以降に基礎工事に着手したお家が対象でした。
これから打合せを始めて来年以降に着工される方にとっては、来年度の補助金がどうなるかの方が大事になってきます。
来年度の案は、GX志向型住宅が中心です

この夏、環境省が出した来年度(令和9年度)の予算の要求資料に、「脱炭素志向型住宅の導入支援事業」という新しい事業が入っていました。
要求額は500億円で、GX志向型住宅の新築を支援する事業です。
補助額は、広島市を含む5〜8地域で1戸あたり100万円、1〜4地域で115万円となっています。
今年の110万円より、少し下がった数字です。
条件は、断熱等級6以上である事、太陽光発電などを除いた省エネだけで一次エネルギーを35%以上減らす事、太陽光発電なども含めると100%以上減らす事、HEMSというエネルギーの使い方を見える化する仕組みを入れる事などです。
建てる会社がGXへの協力を表明している事も条件に入っています。
対象になるのは、予算案が閣議決定された日以降に工事に着手したお家に限る、とされています。
ただ、これはあくまで「要求」の段階です。
年末にかけて国の予算案がまとまるまでに金額や条件が変わる事もありますし、長期優良住宅やZEH水準住宅への補助が来年度どうなるかも、まだ決まっていません。
毎年のように名前や条件が変わるので、少しややこしいですね。
補助金のために設備を足しすぎない

私たちの会社では、広島の地域で国の基準より2ランク上の断熱性能を標準にしています。
HEAT20のG2というレベルで、UA値(家から熱がどれだけ逃げやすいかを表す数字で、小さいほど逃げにくい)は0.46です。
この0.46は、6地域の断熱等級6の基準の数字と同じです。
等級6には夏の日差しの入り方の基準もあるので、そこはお家ごとに計算して確かめる事になります。
35%の省エネや太陽光発電、HEMSの方は、プランや設備の選び方で変わってきます。
設備を足せば、その分建築費は上がります。
100万円の補助を受けるために、それ以上の費用をかけてしまっては本末転倒です。
私たちの会社では設計の段階で一次エネルギー計算を行っているので、条件を満たすには何が足りないのか、そのためにいくら増えるのかを、補助額と並べてお話しできればと思っています。
年末に国の予算案がまとまったら、またこのブログでお知らせしたいと思います。







