冬のお家で、お客様からよく聞く声


朝晩がぐっと冷え込む様になってきました。
この時期、私たちの会社で建てさせて頂いたお家にお住まいのお客様から、よく聞く声があります。
「エアコン1台で、寒い日も足元から暖かい」という声です。
もうひとつ、「日中は暖房が止まっていても、窓から入る日差しで部屋がポカポカしている」というお話もよく聞きます。
今日はこの二つの声の理由を、できるだけかみくだいてお話ししたいと思います。
足元が冷えるかどうかは、断熱と気密で変わります

暖かい空気は軽いので、部屋の上の方にたまります。
壁や窓から熱が逃げやすく、すき間も多いお家では、顔のあたりは暖かいのに足元だけ冷たい、という事が起きやすくなります。
慶應義塾大学などが2015年に発表した調査では、断熱性能の低いお家の中に、床上1.1mで20℃あっても足元付近は約10℃というお家があったそうです。
断熱性能の高いお家では、その差が1℃程度と小さかったという事でした。
逃げにくく、すき間風も入りにくい建物では、エアコンで暖めた空気が足元まで行き渡りやすくなります。
お客様の「足元から暖かい」という言葉は、壁の中の見えない部分の積み重ねの結果だと思っています。
ただ、どんなお家でもエアコン1台で済むという訳ではありません。
私たちの会社でご提案している床下エアコン「はるかぜ」も、30坪〜40坪弱のお家なら1台で空調できますが、2階は1階ほど暖まりにくい場合があり、間取りによっては壁掛けのエアコンを併用する事もあります。
冬の日差しは、暖房の代わりになってくれます

もうひとつの「暖房が止まっていてもポカポカ」というお話は、窓から入る日差しのおかげです。
冬の太陽は空の低い所を通ります。
冬至の頃の太陽の高さは、夏至に比べて40度以上も低くなります。
低い角度の日差しは、南の窓から部屋の奥の方まで差し込んできます。
私たちの会社では、この冬の日差しを取り入れられる様に、窓の向きや大きさを考えるパッシブ設計をしています。
断熱性能の高いお家は、入ってきた日差しの暖かさも外に逃げにくいので、昼間は暖房を止めていても暖かく過ごせるという事なのだと思います。
夏はその反対です。
庇や軒を深くして、高い所から差す夏の日差しを窓に入れない様に工夫しています。
冬は入れて、夏は遮る。
同じ窓でも、季節によって役割が変わるのが面白い所だなぁと思います。
もちろん、曇りや雨の日、日が沈んだ後は日差しに頼れないので、そこはエアコンの出番です。
これから本格的な冬を迎えますが、寒い日にお客様から「暖かいですよ」と聞けるのが何よりの励みです。
これからも見えない所の断熱と気密を、ひとつひとつ丁寧に積み重ねていきたいと思います。
冬のお家の暖かさで気になる事があれば、お気軽にお問合せ下さい。







