強い建物も地盤から

今週から南区で建築させて頂く注文住宅の液状化対策工事が着工しました。
地盤調査では補強無しの判定でしたが、2025年に改定された小規模建築物基礎設計指針を踏まえて、住宅の液状化対策における考え方の変化と、住宅の液状化に対するリスクマネジメントの重要性について示した指針になります。
今回の指針改定で最も大きく変わった点は、「リスクを説明し、建築主と合意形成を行う」考え方へ転換しました。
従来は設計者が調査・評価・結論までを担っていましたが、新指針では地盤の不確実性を前提とし、リスクや対策の選択肢を丁寧に説明したうえで、建築主が理解・納得して意思決定するプロセスが重視されています。
この背景には、東日本大震災や能登半島地震などで、想定外の液状化被害が繰り返し発生したことがあります。
ハザードマップや従来の調査だけでは被害を正確に予測できず、人工造成地などでは予測と実際の被害が異なるケースも多く見られました。
そのため、完全にリスクを排除することは難しく、建築主との十分なコミュニケーションが不可欠であるとされています。
この度もお施主様にご説明を差し上げた上で、液状化対策工事をさせて頂く事になりました。
今回採用した対策工事は砂利杭です。
海に近く、水分の多い土壌なので排水機能に優れた砂利杭をご提案させて頂きました。
2日ほどで工事は終わる予定です。
大切な建物も地盤からです。しっかりと施工をしていきたいと思います。








