2026年2月13日

2重窓の効果をサーモカメラで見てみる

  • スタッフブログ

寒い冬こそ窓の表面温度が重要です

窓から逃げる冬のエネルギー

― サーモカメラで見える“見えない損失” ―

冬になると、「暖房を入れているのに足元が寒い」「窓の近くに立つとひんやりする」と感じることがあります。これは気のせいではありません。家の中で最も熱が逃げやすい場所が“窓”だからです。

壁や天井に断熱材を入れていても、窓の性能が低いと、そこがいちばんの弱点になります。せっかく暖めた空気が、静かに、しかし確実に外へと逃げていきます。


サーモカメラで見る窓の温度

まずは下のサーモカメラ画像をご覧ください。

表示されている「1.7℃」という数字は、ガラス表面の温度を示しています。
室内で暖房をつけていても、アルミサッシのガラス表面はこれだけ低い温度になっています。

色で見ると、青の部分が冷えている箇所です。
窓全体が周囲の壁よりも低温になっていることが分かります。

室内の空気が窓に触れると、そこで急激に冷やされます。
冷えた空気は下に落ち、床付近に冷たい層をつくります。これが「窓際が寒い」原因です。

暖房を強くしても、窓から逃げる熱が多ければ、なかなか快適にはなりません。


2重窓でどこまで変わるのか

次に、実際の窓の写真をご覧ください。

この窓に内窓を取り付け、2重窓にした場合、サーモカメラの色は大きく変わります。
ガラスとガラスの間に空気の層ができることで、外の冷気が直接室内側のガラスに伝わりにくくなります。

結果として、

  • ガラス表面の温度が上がる
  • 窓際の冷気が減る
  • 足元の寒さがやわらぐ

という変化が起こります。

数値だけでなく、「体感」がはっきりと変わるのが窓の改善です。


暖房費との関係

窓の性能が低い家は、窓や壁、屋根、天井から熱がどんどん逃げていきます。
暖房で室内を20℃にしても、窓の表面が12℃前後であれば、その温度差は約8℃。
この差が大きいほど、熱は外へ逃げやすくなります。

窓の性能を上げると、この温度差が小さくなります。
つまり、同じ20℃でも逃げにくくなります。

結果として、

  • 暖房の設定温度を下げられる
  • 運転時間が短くなる
  • 光熱費が抑えられる

という効果につながります。


結露と健康への影響

窓が冷えていると、室内の湿気がガラス面で水滴になります。これが結露です。

結露が発生すると、

  • カビの発生
  • ダニの増加
  • 建材の劣化

といった問題が起こります。

ガラス面の温度が上がることで、結露も減ります。
これは家を守るだけでなく、住む人の健康を守ることにもつながります。


旭ホームズの考え方

私たちが大切にしているのは、「暖房をたくさん使う家」ではなく、「少ないエネルギーで暖かい家」です。

そのためには、

  1. 熱を逃がさない
  2. 冷気を入れない
  3. 室内の温度差を小さくする

この基本を丁寧に積み重ねることが重要です。

窓は、その中でも特に影響の大きい部分です。
新築では最初から性能の高い窓を選ぶことや既存住宅では、内窓などで改善することが重要です。


冬の快適さは窓から始まる

暖房機の能力を上げる前に、まずは窓の状態を見直してみる。
それだけで、家の快適さは大きく変わります。

冬のエネルギーを守ることは、

  • 光熱費を抑えること
  • 体への負担を減らすこと
  • 家を長持ちさせること

すべてにつながっています。

サーモカメラで見ると、窓の影響は一目瞭然です。
見えない熱の流れを、見える形にすると、住まいの本当の課題が分かります。

冬の暖かさは、窓から整える。
それが、快適な住まいへの近道です。

ブログ

旭ホームズのスタッフの日常や建設中の物件などをご紹介しています。

無料会員登録

無料会員登録

家づくりの資料や会員様限定のプラン集など
会員だけのお得な情報を配信中!