少ないエネルギーで効率的な冷暖房計画


先日お引渡しした広島市安佐北区の性能向上リノベーションの現場では、昨日のブログでも書きましたが気密性能を向上させた上で断熱性能も向上させているので、室内を効率良く冷暖房できる様に間取りも大きく変更しています。
間取りはできるだけ一間になる様にドアや引き戸を少なくして、水まわりに行く廊下などもリビングに取り込んでいます。
またそれでも熱源が足らない場所には空調を入れて届く様に工夫しました。
戸を開ければそれだけで熱源を届く様にもできますがプライバシーや収納など見られたくない場所は戸を閉じても熱源を届ける工夫が必要です。
また戸も高さを高くしているので開口の上下で行き交う空気が多くなる様にしています。
そして2階は階段を活かして空調を行います。
冷房は階段の上のエアコンから冷やし、暖房はエアコンやペレットストーブを使って下から暖める計画です。
なので階段は大きく開口を広げる様にしました。
完成が中間期なのでまだ冷暖房共に先になりますが、強化した断熱・気密性能と開放的な間取り、エネルギーの計算、使い方、コストを考慮した冷暖房機器を使用する事で省エネルギーで快適な室内空間になる様に工夫しているのでこれから来る夏や冬が楽しみです。
季節ごとに使い勝手が少し違うので改めてお施主様には効率的な冷暖房運転を今後もお伝えしたいと思います。