2026年6月26日

戸建て住宅の屋根の台風対策とは?

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瓦屋根を長持ちさせるために知っておきたい3つのポイント

近年は大型台風やゲリラ豪雨などの異常気象が増え、住宅への被害も年々大きくなっています。なかでも屋根は一年中、雨や風、紫外線にさらされるため、住宅の中でも特に過酷な環境にある部分です。

特に瓦屋根は耐久性に優れ、適切なメンテナンスを行えば50年以上使用できる非常に優れた屋根材ですが、長年の風雨による劣化や施工方法によっては、台風時に瓦のズレや飛散が発生することがあります。

そのため、台風シーズンを迎える前に屋根の状態を確認し、必要に応じて補修や補強を行うことが大切です。

今回は、瓦屋根の台風対策としておすすめしたい「強力棟工事」「瓦のビス止め・釘止め」「漆喰補修」の3つについてご紹介します。


1. 強力棟工事で棟瓦をしっかり固定する

屋根の最も高い位置にある「棟(むね)」は、台風時に最も強い風を受けやすい部分です。

昔ながらの工法では土を使って棟瓦を積み上げていましたが、近年では耐震性・耐風性に優れた「強力棟工法」が多く採用されています。

強力棟の特徴① 棟瓦を金具とビスでしっかり固定できる

強力棟工法では、屋根の下地に棟金具を取り付け、その上に芯材を固定し、さらに棟瓦をビスで固定していきます。

従来の施工方法と比べて固定力が高く、強風による棟瓦のズレや飛散を大幅に抑えることができます。

近年の大型台風では棟瓦の被害が多く報告されていますが、この工法はそうしたリスクを軽減する有効な対策となります。

強力棟の特徴② 地震にも強い構造

強力棟工法は台風だけでなく、地震対策としても優れています。

棟瓦全体をしっかりと一体化して固定するため、揺れによるズレや崩れが起こりにくくなります。

自然災害が多い日本では、一つの工事で耐風性と耐震性の両方を高められることは大きなメリットです。

台風対策としてのポイント

棟瓦は屋根の中でも特に風の影響を受けやすい部分です。

強力棟工事を行うことで瓦の飛散や棟の崩れを防ぎやすくなり、住宅全体の安全性向上につながります。築20年以上経過した瓦屋根では、一度専門業者による点検を受けることをおすすめします。


2. 瓦のビス止め・釘止めによる固定強化

瓦屋根は瓦自体の重さで安定していると思われがちですが、現在では瓦一枚一枚をビスや釘で固定する施工方法が標準となっています。

これは近年の台風被害を踏まえ、耐風性能を高めるために採用されている重要な施工方法です。

瓦のビス止め・釘止めの特徴① 瓦の浮きやズレを防ぐ

瓦をビスや釘で固定することで、強風による瓦の浮きやズレを抑えることができます。

風が瓦の隙間に入り込むと、一枚が浮き上がり、それが連鎖して複数枚の瓦が飛散することがあります。

しっかり固定することで、そのような被害の拡大を防ぐ効果が期待できます。

瓦のビス止め・釘止めの特徴② 耐風性能が向上する

現在の瓦屋根は、施工基準が以前より大きく見直され、地域や屋根の位置によって固定方法が細かく定められています。

適切な本数のビスや釘で固定することで、強風時でも瓦が動きにくくなり、屋根全体の耐風性能が向上します。

台風対策としてのポイント

古い住宅では、すべての瓦が十分に固定されていない場合があります。

屋根のリフォームや葺き替えの際には、現在の基準に合わせたビス止め・釘止め施工を行うことで、台風による瓦の飛散リスクを大幅に減らすことができます。


3. 漆喰補修で屋根の耐久性を維持する

瓦屋根には棟瓦の土台部分などに漆喰が使われています。

漆喰は瓦を支えるだけでなく、雨水の侵入を防ぐ重要な役割も担っています。しかし、年月の経過とともにひび割れや剥がれが生じることがあります。

漆喰補修の特徴① 雨水の侵入を防ぐ

漆喰が傷むと、隙間から雨水が入り込み、内部の土や木材を傷める原因になります。

早めに補修することで雨漏りを防ぎ、屋根全体の寿命を延ばすことにつながります。

台風時の大雨でも安心できる屋根づくりには欠かせないメンテナンスです。

漆喰補修の特徴② 棟瓦を安定した状態に保つ

漆喰は棟瓦を支える役割も果たしています。

漆喰が剥がれると内部の土が流れ出し、棟瓦が徐々に不安定になります。その状態で強風を受けると、棟瓦のズレや崩れにつながる恐れがあります。

定期的な点検と補修によって、屋根全体の安定性を維持できます。

台風対策としてのポイント

漆喰の劣化は地上から確認しにくいため、気付いたときには被害が進行しているケースも少なくありません。

築10~20年を目安に定期点検を行い、ひび割れや剥がれが見つかった場合は早めに補修することで、台風時の被害を未然に防ぐことができます。


まとめ

瓦屋根は非常に耐久性の高い屋根材ですが、その性能を長く維持するためには定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。

今回ご紹介した対策をまとめると、

  • 強力棟工事:棟瓦をしっかり固定し、台風や地震への耐久性を高める。
  • 瓦のビス止め・釘止め:瓦一枚一枚を確実に固定し、ズレや飛散を防ぐ。
  • 漆喰補修:雨水の侵入を防ぎ、棟瓦を安定した状態に保つ。

これらの対策は、それぞれ単独でも効果がありますが、組み合わせて実施することで屋根全体の耐風性能をさらに高めることができます。

屋根は普段目にする機会が少ないため、異常に気付きにくい場所でもあります。しかし、小さな劣化を放置すると、台風の際に大きな被害へとつながる可能性があります。

大切な住まいとご家族を守るためにも、台風シーズンを迎える前に一度屋根の状態を点検し、必要なメンテナンスを行うことをおすすめします。

旭ホームズでは、お住まいの状況に合わせた屋根の点検やリフォームのご相談も承っております。住まいを長く安心して守るために、早めの備えをご検討ください。

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