窓から見えるお庭の重要性



建築費の高騰の影響もあり、外構工事の費用も上昇しています。
建物と外構工事はセットで成り立つと思いますが、コンパクトなお家やコスト上昇の影響もあり、外構工事はどんどん縮小傾向にあると思います。
私たちの会社でもコストをしっかりと検討し、できる限り植栽や石などを設置する工事をご提案しています。
窓から見えるお庭の景色はお施主様だけのものです。
ゆっくりと自然を眺める事ができる場所を少しでも作りたいので、コストの制限がある中で精一杯ご提案させて頂いています。
外構工事のコストをコントロールする方法を考えてみたのでブログに書かせて頂きます。
外構工事のコストを上手にコントロールするための3つのポイント
住宅の新築や性能向上リノベーションを検討されている方にとって、建物本体の性能や仕様には強い関心が向きます。しかし、実際に予算が膨らみやすいのが「外構工事」です。
外構は後回しにされがちですが、計画の立て方次第で数百万円単位の差が出ることもあります。
今回は、外構工事のコストを適切にコントロールするための3つのポイントを整理します。
① 建物計画と同時に「総予算」で考える
最も重要なのは、建物と外構を分けて考えないことです。
よくある失敗は、
「建物に予算をかけすぎて、外構に十分な予算が残らない」
というケースです。
外構は単なる見た目の問題ではありません。
・駐車計画
・アプローチ動線
・隣地との高低差処理
・排水計画
・目隠し計画
これらは生活の質と直結します。
特に擁壁や土留めが必要な土地、前面道路との高低差がある敷地では、想定以上の費用が発生します。土地購入時点で造成費や外構概算を把握しておくことが重要です。
建物本体+付帯工事+外構まで含めた「総予算管理」を行うことで、後から慌てて仕様を削る事態を防げます。
② 「優先順位」を明確にし、段階施工を検討する
外構は一度にすべて完成させる必要はありません。
コストを抑えるためには、以下のように優先順位を分けます。
【優先度の高い工事】
・駐車スペース
・アプローチ
・境界ブロックやフェンス
【将来的に施工可能な工事】
・ウッドデッキ
・植栽
・門柱
・照明
例えば、コンクリート土間を全面に打設するのではなく、将来的にカーポート設置を想定した下地計画にしておく。
植栽は最初は最小限にし、数年かけて育てていく。
こうした段階施工は、資金計画を安定させる有効な手法です。
住宅ローンに全て組み込むのか、自己資金で後工事にするのかも含めて戦略的に判断することが必要です。
③ メンテナンスコストまで含めて判断する
初期費用が安い=トータルで安い、とは限りません。
例えば、
・天然木デッキは軒が無い場合は塗装が必要になります
・雑草対策が不十分だと後から防草工事が必要になります
長期的に見れば、耐久性の高い素材を選ぶ方が結果的にコストを抑えられることもありますが、情緒や、趣きも大切です。化学素材ばかりの外構になるとメンテナンスは少なく済みますが、経年変化を楽しむ事ができない場合もあります。
外構は「建物の外側」ではありますが、住環境の一部です。
耐久性・安全性・維持管理性まで含めて検討することが、賢いコストコントロールにつながります。
まとめ
外構工事のコストを上手にコントロールするためのポイントは次の3つです。
- 建物と同時に総予算で考える
- 優先順位を決め、段階施工を活用する
- メンテナンスコストまで含めて判断する
外構は「最後に残った予算でやるもの」ではありません。
住まいの価値を完成させる重要な要素です。
計画段階から冷静に整理し、将来まで見据えた判断を行うことで、無理のない資金計画と満足度の高い住まいが実現します。







